TOKYO(MRB.ne.jp)2012-07-26,米国モリコープ社のCEOマーク・スミスは、22日からマウンテン・パスで採掘したレアアース鉱物の精製を始めることを明らかにしている。10月から生産開始となる予定で生産能力を年産2万㌧弱になる。生産されるのは、La、Ce、Pr、Nd、Sm、Dy、Eu、Tb、Gd、Y。
同鉱山の生産量は、来年中頃には40000㌧まで引き上げられ、鉱山寿命は30年以上とみつもられている。レアアースの世界需要は13万㌧程度と見込まれる。中国外で大きなレアアース開発が行われることは、資源戦略上、意味が大きい。とくに最近また、緊張感が高まっており、供給元を多様化させたい日本、軍需物質として安定入手が不可欠のアメリカにとって、再開が待たれていた。