中国は、レアアース(希土類)の価格を安定させるため、これらの金属の国家備蓄を検討している。1日付の中国証券報が、政府筋の話として報じた。
それによると、価格が下落した際に生産会社が余剰供給分を買い取り、価格上昇局面で売却するという戦略的な売買を工業情報省が検討している。
同省は、これによって2011年に見られたような激しい値動きを抑制したい意向という。
ただ同紙は、市場参加者の話として、レアアース生産で国内最大手の包鋼希土高科技<600111.SS>が昨年、同様の戦略を通じた価格の安定化に失敗していることに言及。
市場参加者は、違法な採鉱を取り締まり、取引プラットフォームを通じてレアアースの取引を監視する方が得策と指摘しているとも伝えた。
中国は世界のレアアース市場で95%のシェアを握っている。
YAHOOニュース より抜粋