中国のレアアース輸出割当量 軽希土類と中重希土類を初めて区別

中国のレアアース輸出割当量 軽希土類と中重希土類を初めて区別

中国商務部は27日午後、公式サイトで2012年のレアアース輸出企業リストと第1陣の輸出割当量を発表した。11社が通年の割当量の80%に当たる1万546トンを獲得し、五砿集団、中鋼集団、広晟有色などのレアアース大手がリスト入りした。中国網日本語版(チャイナネット)が報じた。

  環境審査を待っている企業21社のうち、20社の割当量が保留となり、前回の審査待ち業者リストに入っていた西安西駿新材料有限会社は今回の保留リストからはずされた。

  軽希土類と中重希土類を区別

  商務部が12年から、レアアース輸出割当量を軽希土類と中重希土類に分けて管理する方法をとることに注目すべきだ。「需要が異なるため、軽希土類と中重希土類を区別することは両方のレアアースの保護につながり、業界の発展にも有利となる」と専門家は話す。

  今回発表された分および保留分の割当量は合わせて2万4904トン。うち、包鋼稀土を含む包鋼集団が獲得した割当量はもっとも多く、軽希土類3140トン、中重希土類310トンだった。

  専門家は、「環境審査待ち業者については、7カ月以上も時間がある。政府は再び新たな環境保護検査に合格した企業リストを発表するため、これらの業者すべてが割当量を獲得することも可能だ」と話した。                                                   YAHOOニュース より抜粋