中国レアアース輸出、さらに厳格化

中国レアアース輸出、さらに厳格化

28日付の中国各紙によると、中国商務省はレアアース(希土類)輸出枠で2012年から軽希土類と中重希土類を分類し、別枠で管理する方針を決めた。ハイブリッド車やエアコンのモーターなどの製造に不可欠な中重希土類は、資源分布の多くが中国に集中している。中国には中重希土類の輸出量を規制する狙いがありそうで、日本企業の材料調達が困難になる恐れもある。

  来年1~6月のレアアース輸出枠として同省は、環境保護審査に合格した11社に合計1万546トンを割り当てた。このうち中重希土は1451トン。審査継続中の17社に予備枠として1万4358トン(中重希土1753トン含む)を割り当てた。レアアース全体の輸出枠は合計2万4904トンとなる。同省によると、来年通年の輸出枠は3万1130トンと、今年の3万184トンにほぼ並ぶ。だが関係者によると、中重希土類を別枠管理することで輸出手続きを複雑にするなど、事実上の輸出規制に動く可能性がある。                                                   YAHOOニュース より抜粋