2014年3月3日、米爾網によれば、以前は「チャイナリスク」の代名詞ともなった「レアアース」(希土類元素)は現在、話題に上ることがなくなっているものの、日本のレアアースにおける中国依存は依然として続いているという。
日本はレアアースの9割近くを中国からの輸入に依存しているが、2010年9月に起きた「尖閣諸島中国漁船衝突事件」をきっかけに、中国が外交カードとしてレアアースの対日輸出を禁止する措置に出たことで供給不足を懸念する騒動が起きた。一時は価格が数倍にまで跳ね上がり、混乱は2011年夏まで続いた、
レアアースの輸入を一国に依存するリスクが指摘され、その後は買い付けルートの多様化が図られたが、品質などの問題から現在も日本の中国への依存は続いている。東京大学生産技術研究所の岡部徹教授は「レアアース輸入で日本の企業が中国に弱みを握られている状況は変わっていない」と指摘している。
YAHOOニュース より抜粋